熟成肉とチーズ料理が楽しめるイタリアン

―――“Sa”で働くことになった、きっかけ
料理人としてのルーツは、祖父が営んでいた『ダルマ食堂』。もの心がついた頃から食への関心は高く、将来は飲食店で働きたいと漠然と思っていました。そのまま食の道へと進み、大手和食チェーンで働くことに。ただ、システム化された大手飲食のキッチンは自営業だった祖父の食堂とはまったく違っており、そこは2年程で離れてしまいました。そこで距離をおいたことで「飲食で働きたい」という自分の想いに改めて気づかされたんです。そんなとき“Sa”のオープニングスタッフ募集と出会い「ここで働きたい」と、とても強く思いました。それはフィーリングとしか言えないもの。17年前のことですが今も鮮明に覚えています。

―――やり遂げたいと、続けることが大事
それからは、飲食を辞めたいと思うことはなくなりました。困ったときこそ、コツコツとやり続ける意志が大切だと思います。料理に限らず社会人として大事なことですよね。そして2021年2月、前社長からお店を引き継ぐ形で会社から独立しました。思えば、17年前のオープニングから正社員として働き、2年は別店舗の立ち上げを手掛けましたが、なんだかんだ15年は“Sa”にいます。前社長は独立賛成派でしたから、「いつか祖父の飲食を継ぎたかった」私の想いを入社当時から応援してくれました。今回も前社長の方から「将来幸せになってくれたら」と持ちかけてくれて、独立を果たすことができたのです。

―――株式会社DARUMA、社名の由来
もちろん、祖父の『ダルマ食堂』から。今はなきお店ですが、祖父の意志を告げたらと思い『DARUMA』と名付けました。それと、転んでも起き上がるダルマは、この時勢柄にもピッタリだったと考えます。

―――会社として今後目指していくもの
まずは今の地盤を再構築することから。コロナが続くことを前提とした上で、新しい時代に見合う方法を見つけて、利益を出せるようにしていきます。目指すのは、地域に根付いたレストラン。気軽に入れてリラックスして食事を楽しめる、そんな日常に溶け込むような感じが理想です。実は、先日、常連さんが新しいお客様を連れてこられた際に「俺らの社員食堂みたいな感じ」と当店のことを紹介してくれました。あれは本当に嬉しかったですね！

―――当社のオススメポイント＜学生さんへ＞
厳しくする人はいませんので、スタッフも居心地がよくて続けやすいと言ってくれています。だから、卒業するまで続けてくれる子や、留学後に戻ってきてくれる子もいます。また、マニュアルできっちりしているのではなく、臨機応変で自由度の高い対応を経験できると思います。「これやりたい」「あれも挑戦したい」など大歓迎！できる限り要望に応えます。色んな体験を楽しみながら感性を磨いてほしいです。メニュー開発に参加することもOK！将来独立したいならバックアップします。